2017年11月01日

高所登山・トレッキングの状況に関するアンケート(カイラス山周遊)

低酸素室をご利用いただき、高所登山へご出発される方へ、トレーニング最終日に「アンケート」をお渡ししております。アンケートでは、現地での状況や高山病対策についての様子をお聞きしています。今回は、9月にカイラス山周遊(最高到達点 約5600m)へ出発された方から返信いただいたアンケートの一部を紹介させていただきます。

○50歳代 女性
○低酸素トレーニング状況(高所テスト+トレーニング4500m、5000m、5500m、6000m)
○9月 カイラス山周遊(最高到達点 約5600m)
○目的地到達成功!
○高山病の症状(軽い頭痛、吐き気、手足のしびれ、荷造りの不手際、しびれ)
○高山病対策(呼吸法、水分補給、服薬、マッサージ、ストレッチ)
○トレーニングを行っていたおかげで、「これが高山病の初期かな?」とわかり、対策ができた。
トレーニング経験があったからこそ、気づきがあり、そのおかげで早い対策がとれたと思います。

カイラス山の周遊は、高度5000m以上のところでの滞在があります。そこでの滞在は身体にかかる負担も大きいのですが、目的地に到達できたこと、そして元気に帰国されたのことは私たちも大変嬉しく思います。
これからも、アンケート結果も少しずつ紹介させていただきます。

安藤真由子
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2017年09月16日

富士登山、ヒマラヤトレッキング、キリマンジャロ登山の酸欠度合いの比較

今週の低酸素室には、エチオピア(2,500m)へ仕事で行かれる方、カイラス周遊トレッキング(5,500m)、キリマンジャロ登山(5,895m)、ヒマラヤトレッキング(3,800〜5,545m)、ヒマラヤアマダブラム登山(6,812m)など多くの方々にお越しいただきました。

目的地の標高も様々ですが、そこに到達するまでの行程も様々です。高山病対策のための基準を提唱している、国際山岳連合医療部会(UIAA)は、「標高2,500〜3,000m以上の山旅では、今夜の宿泊地は前日の宿泊地よりも高度差が300m以上にならないように計画する」としています。つまり、標高2,500m以上の登山をする際は、一日に300m以上高度を上げたところで宿泊してはならない、ということです。

それを踏まえ、皆さんが計画している登山の行程をもう一度しっかり見直してみてください。国内でもUIAAの基準通りではない(場合によっては宿泊地がなくて、「できない」)場合がかなりあると思います。

今回のブログでは、国内の高所登山で代表的な山である富士山(3,776m)の登山中と、海外の代表的なトレッキングであるヒマラヤ(約5,000m)、そしてキリマンジャロ(5,895m)で体内の酸欠度合いがどのようになるか、比較した結果を紹介します。

体内の低酸素状態はパルスオキシメーター(図1)を使って、動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定すると簡単にわかります。
パルスオキシメーター.jpg

一般的に、低地でのSpO2は96〜100%が正常値だと言われ、低地の医療では90%以下になると在宅酸素療法が適用されます。それをもとに、図1を見てください。
3コースのSpO2.jpg

富士登山、ヒマラヤトレッキング、キリマンジャロ登山、全てにおいてSpO2は90%を下回っています。そしてその低下度合いはヒマラヤ<キリマンジャロ<富士山の順に大きくなっているのがわかります。ちなみに、3つの登山中の2,500m、3,700m、4,700mでのSpO2を比較すると表1のようになります。
3コースのSpO2比較.jpg

ヒマラヤよりもキリマンジャロが酸欠になりやすいのはなぜ?富士山は3つの中でも一番標高が低いのに、一番酸欠になりやすいのはなぜ?
それは、一日の高度上昇量が関係しています。ヒマラヤはUIAAの基準に近い高度上昇量なのに対し、キリマンジャロは一日に1,000mほど上昇します。富士山は2,500mまで車で移動して登山を開始します。これが原因で、体内の酸欠度合いが異なるのです。実際に、キリマンジャロは登頂者の75%が高山病症状を発症していた、とか富士登山では半数以上が高山病症状を発症していた、という報告もあります。もちろん、その日の体調によっても高山病発症リスクは変わりますが、もう一度行程表をよく見て確認し、しっかりと高山病対策を行うことをお勧めします。

高山病対策については、また改めて記載します。

安藤真由子
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2017年09月08日

現在の皆様の出発地

本日もたくさんの方々がテストやトレーニングに来られました。
目的地はカイラス、ヒマラヤゴーキョピーク・レンジョパス、キリマンジャロなど。
中でもキリマンジャロへご出発の方は8名!!
とても人気の山で、最近は登るルートも様々です。
今日お越しいただいた方々は高度5000m以上の海外へご出発です。
トレーニングされた方々がどこへご出発されているのか、情報をホワイトボードに記載しています。
モチベーションのアップにもつながると嬉しく思います。
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安藤真由子
posted by トレーナー at 12:41| Comment(0) | その他

2017年08月30日

関西からのお客様(キリマンジャロ出発)

本日は関西からのお客様にお越しいただきました。
先週水曜日に高所テストとトレーニング2回(4500m、5000m)をお受けいただき、今日もトレーニング2回(5500m、6000m)をお受けいただきました。そして今夜、成田空港からキリマンジャロへご出発。
遠方の方は何度もお越しいただくことが難しいため、まとめて合宿形式のような感じでトレーニングを行うことも可能です。東北や九州からはるばるお越しいただくこともあります。ありがとうございます。

関西からのお客様は、森田秀樹ガイドと森田さんがお連れする女性の2名でした。
森田さんは昨年、香川県高松市で行われた登山医学会でお会いしたガイドさん。そして気象予報士でもあります。
トレーニング中もとても楽しいお話を聞かせていただき、私もいろいろ勉強させていただきました。
優しい関西弁でユニークな森田さんと私も登山をご一緒させていただきたいな、と思いました。

森田さん、Tさん、遠方からお越しいただきましてありがとうございました。
楽しい旅になりますよう、祈念しております。
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安藤真由子
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2017年08月29日

低酸素室=情報共有の場

昨日も低酸素室は賑わっておりました。
皆様にご案内しております「低酸素トレーニング」は、登山の出発直前に行うことをお勧めしております。
そのため、トレーニングをご予約いただいた時間に、同じツアーに参加される方と会う場合があります。
「持ち物は揃えましたか?」「行動食は何を持って行きますか?」など、それぞれ最終チェックをされたり、出発前に意識を高めあったりされる姿は、拝見している私もとても幸せな気分になります。

今の時期は8月末から9月中旬にかけてキリマンジャロへ出発される方、カイラスへ出発される方、そして10月にネパールエベレスト街道へ出発される方が続々と来られています。

初めての海外登山の方もいらっしゃいます。
ぜひ、情報共有の場としてもお越しいただけたら嬉しいです。

安藤真由子
posted by トレーナー at 15:44| Comment(0) | その他

2017年08月24日

とても嬉しいお手紙

ミウラ・ドルフィンズ低酸素トレーナーの安藤真由子です。
虎の穴通信もだいぶ更新を怠っておりまして、申し訳ございませんでした。
現在も低酸素室は通常営業を行っております。

今年の7月、8月はとてもたくさんの方々にご利用いただきました。
国内3000m級の登山、富士山、海外の高所登山・トレッキング、海外の高所都市への観光やお仕事での出張など・・・皆様それぞれの思いや目的でご出発されました。
これからは低酸素トレーニングの様子・効果、目的地での様子、スタッフ通信など、このブログも定期的に更新していきたいと思います。

7月に「富士山テスト」をお受けいただいた方からとても嬉しいお手紙を頂戴しました。
以前、富士登山の際に高山病を発症してしまい、とても苦しい思いをされた経験があったとのことで「富士山テスト」を受けに来られました。しっかり高山病対策を身につけた結果、7月末の富士登山では苦しさもなく、笑顔で登頂できたとのこと。私もとても嬉しい気持ちになりました。
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これからも皆様が楽しくそして安全に高所にご出発できるよう、努めてまいりたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

安藤真由子
posted by トレーナー at 14:24| Comment(0) | その他