2011年07月18日

国立登山研修所

金曜日は朝から大阪に出張し、そのまま立山にある国立登山研修所に行き、三連休は登山医学会の研修の手伝いをしてしまいました。初日は、ナビゲーション実習、二日目はクライミング実習、最終日の今日は沢登り実習でした。実習はただ遊ぶ訳ではなく、山岳遭難のレスキューをイメージしたもので、様々な遭難を想定したシナリオトレーニングも多く行いました。
ちなみに今日は、単独沢登り中に滑落し脊髄損傷と、一晩ビバークして低体温症を併発した傷病者役をしました。バックボードもない状況でザックを使って固定され、ヘリが到着するまでシートにくるまれて待つ役でした。
初日にいろいろアクシデントもあり精神的にも体力的にも疲労困憊ですが、自分の勉強にもなり充実した3日間でした。
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2011年06月16日

最新式体温計

先日の登山医学会での協賛メーカー展示で、山で役に立つ体温計を見つけました。今までの体温計は検温範囲が32〜42度だったのに対し、20〜45度まで測れるそうです。低体温症の管理や熱中症管理に非常に役に立ちそうですので、登山関係者のみならず使えそうです。
値段が12,000円と少々高めですが、山に行く際の引率責任者や医療関係者は必携でしょう。私自身、ファーストエイドキットの他に、パルスオキシメータや血圧計も携行していますが、この体温計も仲間入りです。
メーカーホームページ
安藤隼人
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2011年06月13日

国際認定山岳医誕生

昨年からはじまった日本登山医学会認定山岳医制度のお手伝いをしているのですが、先日の学会で初の国際認定山岳医が3名誕生しました。正確には、札幌在住の大城先生が昨年イギリスまで通い国内初の国際認定山岳医となっているのですが、日本登山医学会が認定するのは初めてです。その大城先生も現在運営スタッフとして一緒に活動しております。
巷では「岳」が話題になっているようですが、国際山岳医は救助隊と同じように活動でき、且つ医療行為もできます。まだまだ人数が少なく、消防や警察、遭難対策協議会との組織的な山岳救助現場での活躍は限定されますが、今後増えると大きな戦力となるはずです。
現に大城先生は北海道警察との連携を既に始めていらっしゃいます。
私も影ながら、今後とも山での救命率向上に寄与していきたいと思います。
安藤隼人
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2011年06月12日

学会とBLS

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先日のブログに書いたように、今日まで学会でした。そして今日の午後は、アメリカ心臓協会のガイドラインに準拠した医療従事者むけの心肺蘇生法講習会を受けました。一緒に受けた受講生は、私以外の全員が登山医学会の医師でちょっと心配でしたが、心肺蘇生法を繰り返し行い、実技と筆記試験も合格しBLSヘルスケアプロバイダーという認定をもらいました。この講習の成果が発揮されない事が一番ですが、備えあれば憂いなし!
とくに乳児、小児の心肺蘇生法が非常に勉強になりました。
安藤隼人
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2011年06月10日

あすから登山医学会学術集会

明日から日本登山医学会が国立オリンピック記念青少年センターで行われます。今年は山岳認定医の認定や、震災関連の発表などがあり、登山界のみならず関心が高い内容となり、参加者も多いようです。
私は発表はしませんが、事務作業などに追われております。評議員となっている私は夕方から評議員会に行ってきます。
詳細はこちら
安藤隼人
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2011年05月17日

安全登山への第一歩

先週土日は、宇都宮で登山医学会の認定山岳医研修会があり、お手伝いに行ってきました。会場は宇都宮駅から程近い「サンカル」というクライミングジムで、オーバーハングしている面だけでなく、テラスのあるスラブ風の面などもあり、救助実習などをするのに適したジムでした。

去年からはじまった認定医制度も2年目となり、来月の登山医学会にて、初年度で全ての研修を合格した認定山岳医第1号の先生が誕生します。今までも北アルプスなどには、各大学所属の山岳診療所があり、ボランティアで医師や研修医、看護師などが夏季限定で登山者の安全登山に貢献してきました。ただ、各大学が独自に行ってきたので、専門的な山岳医療を知らずに山岳診療にあたる先生も少なくありませんでした。
そこで、登山医学会が昨年から、自分で身の安全も確保でき、組織救助に積極的に関与できる医師を育成する事を目的として認定山岳医研修会がスタートし、山岳医が誕生することになりました。
といっても人数はまだまだ少ないのですが、登山者がより安心して歩けるための第一歩となるでしょう。
数年後には認定山岳医も多くなり、山岳医療が充実し、事故への対応も迅速になってくるでしょう。ただし、だからといって登山者自身が自分の安全管理を怠っていいということにはならないので、
安全登山への啓蒙も学会として継続して行っていく予定です。
本当は、山岳医が活躍しないことが一番なのですから。
安藤隼人
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