2015年04月23日

逆境でのチャレンジ

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先日お越しいただいた女子ボクシングの藤岡奈穂子選手(39歳、竹原&畑山ボクサ・フィットネス・ジム)が、3月14日、メキシコで行われた世界ボクシング評議会(WBC)女子スーパーフライ級インターナショナル王者、マリアナ・フアレス選手と対戦し、見事2-1の判定勝ちで勝利をおさめた。

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メキシコのように標高が高い環境では酸素の供給が間に合わなく無酸素運動になりやすい。無酸素運動は筋肉疲労物質の一つで乳酸が出やすくたまりやすい。しかし、低酸素環境で全力を出すインターバルトレーニングを重ねる事によって乳酸が出にくくなったり、それに対しての耐性が高まったりする。

MBCの低酸素室にて・・・
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リズムよくパンチを繰り出す合間にトレーナーが打ち返す素振りをする。すると藤岡選手はそれをよけ素早く懐に飛び込みコンビネーションを一気に打ち続ける。無酸素運動の極みである。彼女のその日のメニューはインターバルランニング4セット、ミット打ち6セット、合計するとメキシコで行なわれる10ラウンドの試合を想定してのトレーニングだった。

158cmという小柄ながらこれまで14戦6KOという戦績を積み上げたのは彼女が持っている瞬発力によるものだと、柴田マネージャーは言う。低酸素トレーニングはその瞬発力を高所で持続させる助けになる。

3月14日運命のタイトルマッチが行なわれた。リーチの長いマリアナ・ファレス選手に対して積極的に懐に潜り込み連打を重ねた。10ラウンドの長丁場となった二人の対決は結局、判定まで持ち越されてしまった。

この時大方の予想を反して勝利を手にしたのは藤岡選手。彼女の攻める姿勢を最後まで貫いた事がアウェーであるはずのメキシコ人の心を掴んだのだった。

三浦豪太
(4月11日付日経新聞 三浦豪太 探検学校 より一部抜粋)
posted by トレーナー at 17:25| Comment(0) | その他
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