2012年02月21日

新規アスリートの方へお詫び

平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。お陰さまで弊社低酸素室は連日のように、トレーニングにお越し頂く方々でにぎわっております。特に最近はアスリートの方のご利用がとても多く、私たちも大変刺激を受けている日々です。しかし、嬉しい悲鳴ではありますが、現在ご利用いただいておりますアスリートの方々で、予約が埋まっている状況です。このため、今から低酸素トレーニングをお考えのアスリートの方々の新規予約を、一時中断させていただくことになりました。大変申し訳ございません。なお、4月以降、アスリート対象のプログラム改訂も検討しておりますので、4月以降にご連絡いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

※登山・トレッキング目的の低酸素トレーニングにつきましては、通常通り予約をお受けしております。
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2012年02月20日

札幌山岳医研修

17日から19日まで、日本登山医学会主催の講演会と認定山岳医研修会が札幌であり、お手伝いに行ってきました。

日本登山医学会の認定医制度は、国内の独自資格ではなく国際スタンダードに基づいた制度です。今回、制度を認定している機関の一つである国際山岳連盟医療部会の副代表Dr.John Ellerton が、日本制度の視察と講師役として来日しました。

まず金曜日の夜は、Dr. Johnと、国内初の国際山岳医である大城和恵医師が演者となり、雪崩埋没後の処置と低体温症の処置の新たな国際スタンダードについて、一般向けの講演会が行われました。一般向けといっても、消防関係者や航空自衛隊救難隊のメンバーなど、遭難救助のプロフェッショナルも多く参加していました。

そして土日は、テイネ山周辺を使った実習が行われ、北海道警察に全面的に協力していただきました。
はじめは隊員による、低体温症と雪崩埋没の遭難救助デモンストレーション。発見→要救助者のバイタル確認→保温・加温→搬送準備・状況報告→ヘリのランデブーポイントへの搬送と、無駄のない動きに受講生の医師らも感嘆しているようでした。隊員全員が積極的に声を出し合い、迅速かつ的確かつ丁寧な対応でさすがは日々訓練されている隊員だと思いました。
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さらにこの研修会の一番の目玉としてヘリコプターレスキューがありました。土曜日は午前中から雪が断続的に振り、ヘリ実習も半ば諦めていましたが、道警担当者の的確な判断で、「だいせつ」が実習場所へ飛んできました。
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事前に打ち合わせていた3名の受講生医師が要救助者役となり、頭上10〜5mのところでホバリングしながら、隊員の降下→ファーストエイド・一時救命処置→要救助者をホイストでつり上げをおこないます。
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すぐ近くでホバリングしている際の下降気流(ダウンウォッシュ)は、とてつもない風で、雪と混じって当たりを一瞬で猛吹雪と化します。その中で記録写真をとろうと風を正面から受けていたのですが、そのままだと数分で凍傷になってしまうだろうと簡単に想像できるくらい、強烈な風でした。私も何度かヘリコプターに乗った事はありましたが、一度ランディングすると出力を弱くしますし、冬山でのダウンウォッシュは初めてだったので、とても良い経験になりました。
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私は、2年前の山岳医制度発足からほぼすべての研修会に出向いて研修のサポートをさせていただいていますが、回数を重ねる度に受講生医師のスキルもあがっているように思いました。実践的なトレーニングを受けた山岳医が増えると、山岳遭難救助だけでなく海難救助や自然災害での救助においても救命率の向上につながると思います。

ただ山岳医が増えても、北海道警察のように医療との連携に積極的な機関が増えなければ組織救助はうまくいかないのも事実です。もちろん警察だけでなく、消防、自衛隊、海上保安庁など組織間の連携も必要になってきます。東日本大震災を機に徐々に変わりつつあるようですが、北海道は各機関の連携も本部同士で行われているようで、モデルになると感じました。

学会としての私の仕事は、このような活動が行われているという事を、組織のトップや政治家に目に留まるような広報をする事ですので、今後もダウンウォッシュに負けずカメラを向け、登山医学会の活動を広めていきたいと思います。

安藤隼人
posted by トレーナー at 11:41| Comment(0) | 登山医学

2012年02月17日

BGフィット

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昨日は、スペシャライズドのショップで元全日本チャンピオンの竹谷賢二さんによるBGフィットを受けてきました。

BGフィットとは、ひとりの骨格、筋力、柔軟性の特徴について医学的アプローチを用いることで、客観的に考慮し、よりよいバイクとの融合を導くフィッティングの事です。

竹谷さんは2008年のオリンピック選考会前から弊社で低酸素トレーニングを行い、私がトレーニングについてアドバイスをさせていただいていました。
現在は、多くの方がご存知のように、バイシクルトレーニングブックを出版されるなど「自転車指導者の顔」ともいえる存在です。
私も低酸素トレーニングで関わる中で、竹谷さんからは多くの事を学びました。
そんな私の指導者の先輩というような存在の竹谷さんに、以前からBGフィットを勉強させてほしいとお願いしていて、ようやく実現できました。

ちなみに、BGフィット以外にもバイクフィッティングサービスは存在し、ショップのオリジナルで行っているものや、ショップ向けに1日の講習だけを行い民間資格を発行しているサービスなどもあります。しかし、BGフィットこそが医学的にアプローチを明確にしているので一番信頼できると思います。私も体育大学で6年(修士まで:留年ではありません・笑)かけて運動生理学や解剖学、バイオメカニクス、トレーニング科学などを学び、それらの知識と経験をふまえ研究としても取り組んでいましたが、それでもロジカルに自転車という特殊な運動に結びつけるかを日々試行錯誤しています。普通に考えれば、1日やそこらで、お客様に提供できるようなサービスまで知識を増やし、論理的な説明ができるようになるとはとうてい思いませんよね。

さて結果としては、基本的に私が考えていた基礎・基本は外れていませんでしたが、BGフィットの身体へのアプローチ方法や評価はとても勉強になりました。なにせ私自身の身体が、12年前の事故(右大腿骨複雑骨折)により左右の大腿骨長に2.5cm以上の差とアライメント異常があり、教材としては難易度の高いものでした。

詳しくは、竹谷さんのブログに掲載されているのでご覧下さい。

竹谷さんとフィッティングだけでなく、ペダリングスキルのアプローヂやドリルメニュー、指導スタンスに至るまで突っ込んだ質問に対してもいろいろディスカッションをしながら、みっちり4時間半を使ってのマンツーマン講習会となりました。

熱い話で盛り上がったり、そのなかで新しい知識や発見が増えたりすると素直に楽しいですね。そしてそこから更なる新しいアイディアが産まれる良い循環となります。指導する立場であるからこそ、学ぶ姿勢は忘れないようにしたいですね。来週からまた新規の選手やトップクラスの競輪選手がたくさん来るので楽しみです。

安藤隼人
posted by トレーナー at 12:41| Comment(0) | 自転車

2012年02月16日

大阪出張

先月から大阪へ出張する事が多くなっています。その仕事内容はトップアスリートへの運動指導でもなく、登山関係でもありません。
実は、ある特別養護老人ホームの運動プログラムについてコンサルティングを行っています。といっても、私も要介護者への運動指導経験が豊富にあるわけではありませんので、現場の柔道整復士さんやケアマネージャーさんらと一緒になって、新しい機能回復プログラムを作っています。
私が経験している様々な運動指導のノウハウと特養現場の声をいろいろ試行錯誤して、単なるリハビリではない運動プログラムや評価方法を作っています。その作業がとても楽しく、私も勉強になります。
要介護や要支援の方であっても、出来ない事が出来るようになる喜びは、一般の人やトップアスリートだろうが変わりません。基本的な運動処方の考え方は大きく異なる事はないので、より希望を見出せるようなプログラムが出来るようにしたいと思います。

安藤
posted by トレーナー at 11:01| Comment(0) | その他

2012年02月09日

ダイアモックスの効果について(アンケートより)

低酸素トレーニングをお受けいただき、10月にエベレスト街道へご出発された方々から、ご帰国後にアンケートをご返信いただきました。お二方とも登頂に成功されたとこのと、私どもも大変嬉しく思います。また、ご返信いただいたアンケートに、現地でのダイアモックス服用のことを記載いいただきましたので、ご紹介いたします。

●67歳男性 ゴーキョピーク、カラパタール登頂
「今回は貴社の御指導で、ダイアモックスの服用を極力さける方針で、ガイドとも打ち合わせの上、同行者が高山病を発症したが、服用せずに呼吸法と高度順化運動で克服した。ダイアモックスへの迷信を打破すべく、旅行業社へも啓蒙してほしい。」

●66歳男性 ゴーキョピーク、カラパタール登頂
「弊社にダイアモックスの副作用を指摘されていたが、現地ガイドは”特に飲む必要はない”という判断であり、欧米のトレッカーは飲んでおらず、弊社で指摘された通りであった。専門の立場からのいろいろなアドバイス、ありがとうございました。」

ダイアモックスの服用については、弊社にお越しいただく方からも多く質問されます。ダイアモックスは必ずしも高山病に効くという訳ではなく、むしろ副作用の方が大きく出てしまう方もいらっしゃいます。”高山病に効く薬”として見られがちですが、デメリットもあることをしっかり理解しておく必要があります。(ダイアモックスの効能詳細についてはこちらhttp://www.snowdolphins.com/hypoxia/qanda.html)薬に頼ることなく、自分自身で高山病への対処方法を行なえるように、私たちもアドバイスさせていただいています。上記の方のようなコメントをいただけて、嬉しく思っております。

許斐
posted by トレーナー at 10:35| Comment(0) | 登山医学

2012年02月08日

スランプからの脱出

先月からトレーニングを見はじめた競輪選手。もともと強く、グレードレースでも勝利したことのある選手ですが、落車によりこの1年がぱっとしないスランプ状態でした。

競輪のサイトでは、過去半年の競争をすぐにチェックする事ができるので、レース中の動画をみることである程度の問題を事前に把握する事が出来ます。その予想を基に、選手へ左右の筋力差や稼働域の違い、重心のつかみ方の違いを含め、自分のぺダリングがどうなっているのかを客観的に把握してもらい、その問題点をどう克服したら良いかを基礎からつかんでもらいました。
競輪のトップ選手でも、成績の良かった時期に理屈ぬきにできていたことが、落車をきっかけに分からなくなることは珍しくありません。それを様々な価値観、理解度の選手に対し、納得してもらえるようプレゼンできるかが指導者の力量だと思います。

その選手は、F1開催で早速準決勝1着で決勝進出。私が映像を見る限り、本来の動き、走りが戻ってきているようです。これをきっかけにスランプから脱出してもらいたいですね。

安藤隼人
posted by トレーナー at 10:40| Comment(0) | その他